こども法人「キッズカラー」(東京都品川区、代表取締役/保育士 雨宮 みなみ)が運営する保育・学習の情報サイト「HoiClue (ほいくる)」は「子どもの興味関心から遊びのアイデアを検索できる機能」をリリースした。全国の保育所、保育士の約8割が利用しているサイトだけに注目を集めそうだ。
乳幼児教育や保育の質に向けて関心が広がり高まっている一方、保育士不足や、昨年10月にスタートした幼保無償化により、現場の保育者の負担は重く、質の向上・確保について課題があるのが現状だ。
これを受け、保育の質を上げていくために、子どもとのていねいな関わりを持つ時間の確保につながるような保育者の業務負担や待遇改善についてさまざまな事業や取り組みが広がっている。キッズカラーでは、HoiClueサイトを通して、子どもの姿を起点にした遊びや活動をより楽しめる環境づくりを目的とし、今回の機能をリリースした。
「切る」「ちぎる」「走る」など学習のやり方から遊びのアイデアを検索
新しい機能では、「切る」「ちぎる」「描く」「走る」 など、今、目の前の子どもたちが楽しんでいること、夢中になっていることを起点に、遊びのアイデアを検索することができる。
「切る」では、チラシで楽しむ切り貼り遊びが紹介されている。材料は、画用紙、旅行のパンフレット、雑誌、チラシなど。クレヨン、色鉛筆も用意する。チラシやパンフレットをたくさん集めておいて、子どもたちにお気に入りのチラシを選ばせると主体性も出てくる。
実際の作業はこうだ。チラシの写真などを自由に切り抜き、画用紙にのりで貼っていく。色を塗ったり、クレヨンで絵を描き足したり…自由にアレンジしたらできあがり! 包装紙やお菓子の包み紙、はぎれなど、切り貼りする素材を増やすとアレンジの幅が広がって楽しさが増していく。もちろん、手でちぎって貼り合わせる楽しさもある。
「隠れる」では、テーブルや椅子の下に潜ってみたり、布団をかぶってみたり、新聞紙やシーツの下に隠れてみたり、秘密基地を作ったり。大人から見て隠れていないように見えても、新聞紙やシーツをかぶってみたり、ちょっと狭いところに潜ってみたり身を潜めてみるだけでも、子どもたちにとっては楽しい遊びになる。
今後も、実際に保育者の声を聞くなどしながら、機能やコンテンツの充実をはかっていく。
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